サンニクス技術部の内山です。
前回の続きで、弊社熱交換器の特長について引き続きご説明しようと思います。
今回は、前回ご紹介した 「耐薬品性に優れた熱交換器」であるということを特徴その2として紹介します。
弊社の熱交換機はPP(ポリプロピレン)とPVC(ポリ塩化ビニル)のみでできていることを前回ご紹介しました。
特に弊社のシェル&チューブ熱交換器は、チューブ内にはPP以外の素材は一切使用していませんので、
チューブ側の耐薬品性はPP素材本来の耐薬品性になります。
具体的にどのような流体に対応できるのか、一例をご紹介します。
たとえば、次亜塩素酸ナトリウム溶液。洗剤などでよく知られているものですよね。
これを金属製熱交換器で流そうとすると・・・
腐食しにくいステンレスやチタンを選定したり、テフロン加工を施したり・・・
といった対応になるのではないかと思います。
ただし、腐食に対して金属は完璧ではありませんし、高価である場合もしばしばあります・・・。
その点、樹脂(特にPPなどの耐薬品性に優れた材質)であれば、安心してご使用いただけるのではないかと思います。
ほかにも、酢酸など有機溶剤系流体やアルカリ系流体、
硝酸・硫酸・塩酸などの酸性流体も流すことができます。
(ただし、温度/濃度などの条件によっては対応できない流体もありますのでお問い合わせください)
金属製熱交換器では対応できない流体でお困りの方は、
弊社樹脂製熱交換器に置き換えることで対応が可能になるかもしれません。
弊社の樹脂製熱交換器について詳しく知りたい方は樹脂製熱交換機専用ページをご覧ください。
また、お問い合わせについてはこちらからお気軽にどうぞ。
以上、特徴紹介その2でした。続きは次回です。