私事ではありますが、私の次女はセラピードックの育成と障がい児施設、高齢者施設でのセラピー活動を仕事として活動しています。被災地へもボランティアで行く事もありました。

普段は東京近郊を拠点として、周辺で仕事を請負って活動していますが、先日弊社近くの障がい児支援団体の、グループホームにボランティアに来てくれました。それぞれ体に障がいを抱える子供たちは、演出された犬達の動きに驚き、生き生きとした表情でふれあい、犬達と戯れていました。

彼女たちは普段はセラピー活動として仕事を請け負う訳ですから、そこにビジネスが存在しています。お金を頂く以上は、そこに来てくれている子供たちや、ご高齢者、ご家族の方々に、ご満足いただけるステージを披露して、何らかのセラピーとしての結果を求められています。

犬達にはこちらの思うように動いてもらわない事には、ただのふれあい動物園で終わってしまいます。ですから、人が行う司会進行から、演出、複数の犬達の連携を含めて綿密にトレーニングを積んでいます。その結果として対価が支払われている訳ですが、まだまだ認知度も低く、決して多くの収入を得られることはないと思います。ですが、それ以上にセラピー活動で得られる満足感が、きっと彼女たちの活動の支えになっていると思います。

同じようにお客様の満足を目指している我々の仕事も、お客様に喜んでいただける仕事ができているのか？自分たちも満足感を得られているのか？その為の努力を怠っていないか？

彼女たちの姿を見て改めて考えさせられました。