神になりたかった男　徳田虎雄　山岡淳一郎著を読みました。

実話というところに興味を持って何気なく読んでみたのですが、これがなかなか面白い本でした。

徳田虎雄氏の実話とは思えないようなドラマチックな内容と、徳田氏のまさに神になりたかったであろうバイタリティーと欲の深さには只々驚きの連続でした。

決して徳田氏を崇拝しているような内容ではなく、医療の改革から政治への介入等々まさに周囲の人々を巻き込んだ波乱万丈の人生、おそらくは公表できない様な内容も多々あったのでしょうが、その内容の生々しさはまるで小説を読んでいるような感覚で、あっという間に読破してしまいました。

徳田氏の方針や、やり方にはいろいろな問題があり賛否両論あるのでしょうが、救急医療の発展の先駆けを作った人の一人であることは事実であり、徳田氏の人並外れたバイタリティーが無ければなし得なかった部分もあったのではないかと思いました。

公職選挙法違反や金の問題が露呈して現在はＡＬＳと戦っている徳田氏ではありますが、氏の作り上げた徳洲会という病院はとてつもない大きな病院組織であり、社会にとってなくてはならない病院であることは確かです。

弊社もこんな巨大にはなれませんが、社会にとってなくてはならない存在になる事が目標です。研究開発もそういった製品づくりを目指し、現在いただいているお仕事もお客様にご満足いただけるように日々努力して行きます。