「軍師の戦略」 皆木和義著 を読みました。
戦国時代の10人の優れた軍師を取り上げて、著者が経営コンサルタントの経験から、その軍師の知略を現代のビジネスや人生の戦略に生かせるように分析された内容になっていました。
以前大河ドラマで真田丸を欠かさず観ていた私としては、そのドラマに登場した豊臣秀吉、上杉景勝、石田三成、伊達政宗、真田幸村、徳川家康等が出てきて、大変に興味深く読むことができた。
トップが優れたリーダーであることはもちろんですが、そこには良きナンバー2の存在が重要であり、現代においても成長する企業の経営者には軍師のような立場の優秀な参謀、補佐役が存在しているんだと思います。
戦国時代のように命まで取られることはありませんが、トップの考え方ひとつで会社そのものをダメにしてしまうことになりますから、そこに良きナンバー2が存在してくれている事できっと正しい判断を下すことができることもあると思います。
徳川家康はある家臣からの諫言を最後までしっかりと聞いて、諫言の内容に感謝し、自ら反省することが何より大切であると述べたそうです。そういう考え方と姿勢がきっと天下を獲らせることにつながっているのでしょう。
現代もある意味生き残りをかけた戦国時代ですので、そういう中でも優れた戦略をたてて生き残って行かれる企業でありたいと思いました。