いよいよ来週から新製品の生産が始まります。
工場等の空調設備になるのですがメーカー様から共同開発を委託されて当社は設計を担当してきたのですが、予想以上に時間が掛かってしまい、やっと生産にこぎつけることができました。
私も以前は技術者として図面を書いていたのですが、当時のCADは2次元が主流でした。部品同士の取り合いや駆動部の干渉等、レイヤーや色の違いを駆使して正面図、上面図、側面図を書き込みながら組図を作成し、そこから各部品図へ展開して形状を検討して、再度組図へ戻して取り合いや干渉の確認をするような流れで設計していました。
幸い紙に設計図を書くような時代ではなかったのですが、それでも二次元で曲線の表現や干渉の確認作業はなかなか気を使う作業でした。
現在当社の設計は3次元CADを導入してエンジニアも操作をマスターしていますので、みるみる形状が画面上で作成され、部品同士の取り合いや干渉の状況は形状を回転させたり断面を確認することで、設計者のみならず、関係者が形状を一緒に把握して意見を出し合い短時間で形状を詰めて行くことができています。
便利な世の中になったものです。今や3次元CADで設計することは当たり前のことですので、私も機会があったらもう一度勉強してみようかなと思いました。