最近個人的に銀行から借り入れをする必要があり、地元の地方銀行2行のどちらかにお願いしようと進めてきましたが、この2行が大変に対照的な銀行でして、すごくストレスな日々でした。
当初会社の主力銀行のA銀行から借り入れる方向で検討していたのですが、念のためもう1行のB銀行にも打診してみて条件の良い銀行に決めようと考えていました。7月の上旬だったと思います。
A銀行は話をした翌日に早速担当者が来てくれて条件面について諸々の説明をしてくれました。その翌月の末までにはお金が必要でしたので早いに越したことはないのでいろいろと好条件の提示をしてもらえて、申し込みの手続きも進めていました。
一方B銀行はというと話をして以降なしのつぶてで、3週間ほど経過して私がたまたま銀行に行く機会があり、その時に支店長にどうなっているか聞いたところ、急遽担当者から連絡があり翌日面会にきました。それも8月に入ってからです。8月末にはお金が必要なのに、それにお盆休みもあります。銀行にお盆は関係ないとは言え間に合うのか心配でした。
きっとB銀行の方が条件悪いんだろうなと高を括って面会したのですが、なんとA銀行よりも大きな差の好条件を提示してきました。これには本当に驚き、早急にA銀行に連絡しどうするか打診してみたところ、検討させて欲しいと回答があり、後日A銀行も最大の好条件で提示してくれました。しかし、この最大の好条件でもB銀行にはかないませんでした。しかし担当者は何としても借りて欲しいと何度も面会を申し入れてきて、条件をギリギリまで詰めてくれました。最終的には支店長同伴の上面会にも来てくれました。
会社的にはA銀行から借り入れたいところでしたが、わが家の経理は女房ですので、結局その意見に従いより条件の良いB銀行に決定しました。しかしそこからA銀行のようなスピード感は無く、お金が必要な月末に間に合えば良いようなスピード感でした。
ところがいざお金が必要な月末になって、必要は書類が足りないとかで最後の最後までバタバタです。本当に疲れました。支払いが完了するまでドキドキです。本当にストレスでした。
人間の発明の中で最も優れているものの一つに「期限」があることだと誰かが言っていました。期限が無いと決まることも決まらず、ダラダラと時間だけが経過して行くことになりますが、期限があることでそれまでに結果を出し、次につなげることができるし、目標の設定にもなります。一定の緊張感も生まれます。
私はいつも期限のギリギリにならないように心がけています。期限に余裕があれば思わぬトラブルに見舞われても修正や調整をすることができます。期限ギリギリではただ途方に暮れるしかありません。それに心に余裕があれば締め切りまでに違うアイデアも浮かぶかもしれません。そういう些細なことも重要なことだと思います。
今回の件はA銀行とB銀行の体質の差だと思いました。どちらにも銀行として一長一短あるとは思いますが、私が個人的に信用できるのはA銀行の仕事の進め方でした。担当者の力量もあるのかもしれませんが、そもそもの社風ってあるんじゃないでしょうか?その差が明確に出た経験でした。
こんな経験を生かして、これからもお客様から信用、信頼される社風を大切にして行きたいです。