サンニクスサービスセンターの荻原です。
今回はサンニクスの修理業務委託というお仕事をご紹介したいと思います。
メーカー様に修理業務を委託して頂き、アフターサービスを代行する修理業務委託というお仕事には、2者のお客様が存在します。
アフターサービスのアウトソーシングといったほうがわかりやすいかと思います。
- メーカー様(修理センターを委託して頂いている会社様)
- エンドユーザー様(メーカー様製品をご購入されたユーザー様)
それぞれのお客様に対してサービスをご提供するのが、サンニクス修理業務委託というお仕事です。
エンドユーザー様に対して
メーカー様に対して
ユーザー様の困りごとを解決、メーカー様のサービス部門として業務のお手伝い、2者のお客様のお手伝いが出来るお仕事です。
今回は日々の生活とは切っても切れない、調理器具の修理センター部門をご紹介しようと思います。
主な修理品
主な製品は、
- 圧力鍋
- フライパン
- ハンドブレンダー
- IH調理器
- 精米機
- 浄水器
メーカー様は外資系ですので、海外メーカーのOEM製品がかなり多いです。
そしてどれも毎日お使いになる家電ばかりです。
こんな故障を想像して頂くと、実際かなりお困りになるのがわかるかと思います。
- IH・フライパンであれば、おかずが作れない。
- 精米機であれば、ご飯が炊けない。
- 浄水器であれば、お水が飲めない。
その中でもファンも多い圧力鍋の修理についてお話します。
圧力鍋の不具合内容
主な不具合内容
こんな不具合内容が多いです。
検査・修理
不具合内容に対して検査・修理を行ってっていきます。
検査内容
お預かりした圧力鍋に、実際に圧力をかけ圧力が実際に上昇するかの確認します。
再現性確認
修理センターでは、お客様からの不具合のお申し出に対して、再現性があるか検査をします。
ここで再現するか?しないか?で後の対応がずいぶん変わります。
再現性確認とは?
- お客様ご申告の不具が実際に出るか?
- それとも特定の状況下になるとその不具合が発生するか?
を検査・確認する作業です。
再現あり
再現ありとは、解析の結果 実際にお客様のご申告通りに不具合が発生している場合です。
これであればすぐにお見積り⇒修理という流れで修理に進んでいきます。
再現なし
再現なし!これが一番困ってしまうパターンです。
修理エンジニアが解析・検査をしても全く異常が出ない場合ですね。
ある特殊な使い方をした場合や特定の条件下でのみ不具合が発生するパターンです。
こうなると再度お客様に詳細をお聞きして、その時の状況から判断するか、極力状況を再現して検査をするという作業になります。
修理
最終的に検査結果に基づき下記の様な処置をしていきます。
- 故障であれば不具合部分の部品交換等
- 部品の外れであれば正常な位置への取り付け
- 取り扱い上の問題であれば、分かりやすくご説明
データの蓄積・精製
不具合内容、と実際の診断結果、処置の内容をデータとしてまとめます。
このデータ分析を行う事で、電話対応時に即座に解決できるようになったりします。
月末集計
メーカー様には、故障の原因や現象といったデータの集計をとり月末にご報告します。
このデータでどのような不具合が多く出ているかを知っていただくことが出来ます。
まとめ
かけ足ですが、調理器具の修理センター部門のご紹介をさせて頂きました。
なかなかこういった裏側を見る機会というものは無いとおもいます。
またお話しできる範囲で色々ご紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。